本記事に掲載した入場料等の情報は、2016年8月現在のものとなっています。
横浜みなとみらい21
- 1965年の横浜市六大事業に端を発する事業で再開発された地区の総称
- 1997年度の都市景観100選に選定
一般的には桜木町駅から山下公園方面へ向かった、住所に「みなとみらい」がつくエリアを連想すると思いますが、エリアとしては横浜駅周辺も含まれています。 また、この名称は同地区のエリアマネージメントを行なう一般社団法人の法人名としても使用されています。
このエリアを散策すると、建造物だけでなく造船所で使用されていたエアコンプレッサがオブジェとして展示されているなど、様々な発見をすることができると思います。
日本丸メモリアルパーク
- 1930年から1984年まで練習船として使用された、帆船の日本丸を中心とした展示施設の総称
- 船舶展示場所の展示ドックは、2000年に国の指定重要文化財に指定
- 神奈川県横浜市西区みなとみらい
- 午前十時開館 入館料:博物館との共通券が大人600円、ただし季節により変更あり
船内の見学も可能な日本丸と、横浜港についての展示がされている横浜みなと博物館で構成されています。 これから海沿いを巡ろうとしている場合、まずはここに寄って横浜港について知るのもいいかと思います。
また、日本丸を展示しているスペースは展示のために掘ったのではなく、もと造船所の第一ドックであり、ドック自体も国の重要文化財に指定されています。
ちなみに、2016年現在航行している「日本丸」は、この場所に展示されている日本丸に代わって就航した二代目です。
横浜ランドマークタワー
- 1993年7月開業
- 鉄骨造 高さ296[m]
- 神奈川県横浜市西区みなとみらい
- 69階の展望台は午前十時オープン 入場料金:大人1000円
その名のとおり、みなとみらい地区のシンボルともいえる建造物。桜木町駅から降りてすぐの場所にあります。
高さがあるので、夜もこの地区のランドマークに。
高い建物に埋もれがちですが、かつての造船所第二ドックを復元・活用し、国の重要文化財にも指定されているドックヤードガーデンも見どころです。
赤レンガ倉庫
- 1911年から1913年にかけ竣工し、保税倉庫として使用された建造物
- 2002年4月に文化・商業スペースとして使用再開
- 2007年に「『貿易立国の原点』横浜港発展の歩みを物語る近代化産業遺産群~横浜港周辺の関連建築物群」の構成遺産に指定
- 神奈川県横浜市中区新港
とある映像作品ではあゆみさん同士や、みゆきさん同士の離合もあった赤レンガ倉庫。
単に建造物として残っているのではなく、内部を改装して商業施設等として活用しているのがポイントです。
横浜港駅
- 1911年に荷扱所として開設
- 1920年に駅となり、旅客ホームが設置された
- 1982年に信号所となり、1987年に廃止
- 1996年に旧旅客ホームの一部が復元された
赤レンガ倉庫エリアは2号館の商業施設を見て歩いて食べるだけでも楽しい場所ですが、倉庫脇にある旧横浜港駅の旅客ホーム跡にも立ち寄りたいところです。
横浜臨港線
- 1910年頃に敷設された路線
- 1987年に営業廃止
- 1997年に遊歩道として開放
「汽車道」という名で通行可能な歩道は、もと臨港線の跡地を活用したものです。それを示すため、この場に元々鉄路があったことを示す線路状のものが埋め込まれています。
山下臨港線プロムナード
- 1965年に完成
- 1986年に廃止
- 山下公園内の高架部は2000年までに撤去された
- 2002年に遊歩道として開放
横浜税関の横を見ながらマリンタワーへ行くために通る道として便利な、高架の遊歩道。
ただし、山下公園より先は高架部が撤去されているので、その先は公園内の地面を歩くことになります。