もと電車の中身は?

pc608_2
タイ国有鉄道(SRT)の中でも異質の存在に見えるこの客車。これを見て違和感を覚えるのは、おそらくこれが電車っぽく見えるからなのかもしれません。

pc608
B.T.C.600系列は、もとオーストラリア・クイーンズランドで使用されていた「客車」。しかし、その前は「電車」として使用されていたもの。つまり、海を越える前から既にこの状態だったということになります。

そこで気になるのが、この客車の客室。

pc608in
大型両開きドアの前に線路方向の座席(ロングシート)を増設してあります。つまり、このドアは飾り。また、このドアの前には仕切りがあり、大型片開きドアの周辺は単なる空間。さらにその外側を一部仕切った上で乗降口が増設されています。