旧線跡を走る(2013年6月)

r207
福井県道207号今庄杉津線。県道と言ってしまえばそれまでなのですが、この県道の一部は北陸本線の旧線跡を利用しています。

ht01
ht02
道路自体はそこそこ拡張されていますが、断面は見るからに鉄道のトンネルであったことを感じさせてくれる形状。
ht03
途中には、見通し不良や長大トンネルということで信号機が設置されているものもあります。元鉄道トンネルなので、安全のため信号が緑色現示になったら、「場内進行」と指差呼称して走り出すのもいいかもしれません。

yn02
トンネルを何本か抜けると、信号所に到達します。
yn01
ただし、信号機は描いてあるだけなので、信号所跡地なのですが。
yn03
山中信号所跡地の説明。よく読むと、待避線跡地だけでなく、折り返し線の延伸のためのトンネルもあると書かれています。
yn04
ということで、今出てきたトンネルを観察すると、その横に折り返し線跡のトンネルがあることが確認できます。

山中信号所跡を詳しく調査したというレポートは他のウェブサイト上にいくつかありますので、興味のある方はそちらをお探しの上で併せてごらんください。

sta03
もう少し走ると、大桐駅跡地の掲示が見えてきます。
sta02
記載内容の詳細。
sta01
しかし、周囲は普通の道路なので、少しわかりにくいかもしれません。

北陸自動車道や北陸トンネルを経由する鉄道路線などが並行しているので、わざわざ訪問しないと通行できない区間ですが、時間のある方は少し寄り道してみてはいかがでしょうか?