頭が冷えない理由は?

以前、Core i7-4790Kを冷やすために様々なCPUクーラを試したものの、定格いっぱいに動作させるとCPU温度が最大で摂氏100度近くに上がってしまう問題が解決できないまま、この自作機は夏を迎えました。仕方がないので、OSの電力管理を用いてCPUの最高クロックを3500MHz程度に抑えながら使用してきましたが、今回CPUクーラのメンテナンスをしている際に、原因の一つが判明しました。

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まず、グリスがCPUのヒートスプレッダ全体に行き渡っていなかったことが判明しました。

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しかも、グリスが完全に固まってしまい。伝熱という点で疑問を生じる状態になっていました。

そこで、固まったグリス(もはやグリスではなかったが)を手で剥がすように掻き落とし、ヒートスプレッダ表面を清浄した上で、グリスの代わりにCPU用の伝熱シートを使用。これなら、経年変化で変質することはないでしょう。

結果、摂氏30度の部屋で定格いっぱいの運用を行なっても、CPU温度は摂氏90度程度までの上昇に収まるようになりました。これで、安心して運用することができそうです。