勝手にSDC~河津の七滝(2015年11月)

勝手に静岡県デスティネーションキャンペーン、略して「勝手にSDC」の話題です。
今回は、日本ジオパークネットワークに認定されている地域のうち、世界ジオパークネットワークへの加盟を目指している伊豆半島、その中でもジオサイトとして認定されている賀茂郡河津町の滝群を紹介します。
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どれがどの滝なのかがわかるよう、滝近くにはこのような案内看板が設置されているので、初心者でも大丈夫です。

現地へは自動車を運転していくのもいいですが、上流から下りながら見ようとした場合は、「水垂」バス停から歩いて移動するのがいいでしょう。

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河津七滝の中で、最も上流にある「釜滝」。

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次は「えび滝」。近くに架けられたつり橋から見ることができます。

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えび滝の近くにある「蛇滝」。えびと蛇は発音が似ており、また両者は比較的近くにあるので、間違えないようにしたいところ。

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蛇滝からしばらく下っていったところにあるのが「初景滝」。踊り子の像とともに紹介されるのは、この滝です。

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「かに滝」は、言われなければ気づかないほど小規模な滝。

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……と、ここまで駆け足で紹介してきましたが、それぞれの滝の解説はこのような案内板に記載されているので、ここで概要を把握するのもいいと思います。

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「出会滝」は、二つの流れが出会うということで、どれが本物の?滝なのかわからなくなりそうですが、これが出会滝として名づけられているもののようです。

そうして、最後は「大滝」。河津にある七滝の中でも最大規模で、まさに「大ボス」的な存在。
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……なのですが、2015年11月現在、遊歩道が工事のため現場へ行くことができません。そのため、当分の間は近くの温泉宿で露天風呂を利用した人限定の光景になりそうです。

【2018年1月追記】
大滝へ向かうこの遊歩道は2017年8月に一般への開放が再開されたので、日中は階段を昇降できる人であれば誰でも滝近くの展望台まで行くことができるようになっています。

ただし、展望台よりも滝に近いエリアは温泉利用者のみ入場可能で、かつ日中は水着着用とはいえ入浴者がいるため、大滝の記録時は配慮が必要になります。
【追記ここまで】

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一般の観光客であれば、滝だけ見ておしまいになってしまいますが、ここにも小規模水力発電設備があることを忘れないようにしたいところ。
また、橋梁に興味のある方は、途中にあるつり橋を観察するのもいいかもしれません。
橋梁といえば、国道414号のループ橋も有名ですが、2015年11月現在工事中のため、仮設の足場等が橋にかけられているほか、ループの真下にある空間も現場事務所として使用されているので、近くでじっくり眺めるのは難しい状況になっています。

【2018年1月追記】
上記ループ橋下の空間は、再び駐車場として利用できるようになっています。
【追記ここまで】

最後に、滝を眺められるスポットは、原則として遊歩道上に限られており、かつピンポイントな場所が少なくないため、本所で掲載した画像が変わり映えしないものであったことをご了承ください。