悩ましい選択

熊猫の油脂交換をしてもらう間、500を借りることができたので、少し乗ってみました。
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熊猫と一部レイアウトが違うものの、基本的には変わらない操作系。代車として使用するのに習熟運転等をしなくてもすむため、助かります。

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そうして、今回の本題が、ごく平凡なこの1.2Lエンジン。高回転域は苦手ですが、Twinairと比べてシリンダの本数が二倍あるためか、1000回転付近から粘り強く走ります。そのため、街中で使用する限り、常時2000回転以下で使用するという運転も可能であり、また瞬間燃費の上でも優位な状況になります。
特に気を使わず、ごく普通に運転できるという点では羨ましいエンジン(と変速機の組み合わせ)といえます。

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もう一つ羨ましいのが、14インチタイヤ。これも軽快感を演出する要素の一つになっているように感じます。この車両が装着しているのは平凡なタイヤですが、適切な銘柄を選択することにより、このサイズでもより楽しい運転をすることができるようになると思います。

以上のことを考えると、日本に正規導入されている熊猫の選択肢が少ないのは残念。1.2Lエンジンと14インチタイヤを組み合わせたグレード(500のPopに相当)は現行の日本版Easyと比べてスペックでは劣りますが、普段使いする人にとってはむしろ使いやすい存在になるのではないかと思うので、並行輸入でしか楽しめない状況が変わることを願いたいところです。