PCのインターフェースを用意する

ラップトップPCをFA用途で使用する際、相手機器がRS232C等のシリアル通信にしか対応していない場合が少なくないため、USB全盛の今でもRS232Cのポートは欠かせません。また、ビジネス用途でプロジェクタを用いて資料等を投影する際も、プロジェクタにHDMI入力がなく、VGAのみという場合も少なくありません。

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これは、そういう要求を満たすラップトップPCの例。両方とも本体のインターフェースとして使用できるため、上記の用途で使用する場合は非常に便利です。

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しかし、今どきのラップトップPCは薄さを優先したり、使用部品を減らしたりするためにインターフェースが削減され、USBポートとHDMI端子しかない場合も少なくありません。こんなときはどのようにすればいいのでしょうか?

adapter
どうしても相性という問題がついて回りますが、この場合はこのような変換アダプタを併用するしかないようです。
この画像で紹介している変換アダプタは、いずれも上で掲載した「dynabook」ラップトップPCでドライバを導入したり、VGA経由でPCモニタに解像度1920×1080で表示させたりすることができることを確認しています。

参考までに、上で掲載した「dynabook」のBB15/25/35シリーズ(メーカのオンラインストア限定品のようです)は、2016年1月現在、これまたFA用途でまだまだ欠かせないWindows7ダウングレードモデルが選べる一方で、インターフェースの種類が少ないだけでなく、有線LANは10/100Mbpsまでの対応、無線LANもb/g/nまでの対応になっているなど、他のモデルと比べてかなり割り切った内容になっているので、入手することを検討している場合は注意が必要です。