のびのび育てるのがよい

前回、BDドライブを強固に固定したほうがよいとして紹介した後に様々なことを試した結果、それとは正反対の方針のほうがよいという結果になりましたので、現状のセッティングを掲載します。

この手の議論は、ウェブ上に無数の考え方や施策が掲載されていますが、いろいろ試した上で、結果的に今回参考となったのが、こちらのウェブサイトに記載された内容でした。
かないまるのホームページ」(別ウィンドウ、またはタブで開きます。また、WebITKのウェブサイトから離れます。)

そうして、変更となったセッティングがこちら。
bdp_nas
まず、BDプレーヤの束縛を解き、本来は防災用として使用する防振粘着マットを介して人造大理石板に置くようにしました。束縛時代に比べて音の鋭さは落ちますが、その分低域の豊かさが増して、音楽的に好ましい感じになります。また、この方法ならば、防振ゴムを介して設置した場合と異なり、音の定位も残ります。

音声データを保存しているNASも縦置きから横置きに変更し、同様に防振粘着マットを介して棚板に置くよう変更しました。これにより、HDD動作中のうなり音がほぼなくなりました。どうやら、円盤は地面に対して水平に回したほうがいいようです。

USBケーブルとLANケーブルには、上記のウェブサイトで紹介のあったフッ素樹脂粘着テープでケーブルの「へそ」を押さえています。本ウェブログ管理者も、最初はこの施策を信用していませんでしたが、やってみると本当にピンポイントで音の明瞭度や低域の出具合が変化する場所があることが確認できましたので、採用しています。

ちなみに、振動を抑える目的で同粘着テープをBDプレーヤのシャーシ等に貼ることを試しましたが、貼るほどに音が痩せてきて帯域も狭くなるように感じましたので、この施策は取り消しました。

その他の部分、たとえば「USB2.0認証ケーブルの使用」「芯線が単線のLANケーブルを使用」「USBノイズフィルタの使用」は、従来どおりです。ただ、ケーブルに粘着テープを巻くと得られる音の傾向が変わることを考慮すると、実際はケーブル内部で振動を吸収する構造になっているケーブルを使用したほうが、より好ましい結果がでるのかもしれません。