友だちというものを知ること

2016年2月21日に放映された「伝説のまほうつかい」の視聴感想。

【おことわり】
本所管理者の思うところがあり、本ウェブログや上記リンク先のウェブサイトにおいて、当該番組のタイトルは記しておりませんので、あらかじめご了承ください。
また、ここに記した内容は本ウェブログ管理者が視聴した結果感じたことなので、他の方の所感や、当該作品制作サイドの意図と異なる場合があります。

【魔法のほうき 取扱説明書】
危険:このほうきは初心者用です。競技に使用すると、過負荷によりほうきが崩壊し、取り返しのつかない大けがをするおそれがあります。
警告:このほうきは魔法つかい用です。それ以外の方が使用した場合、制御ができなくなり、けがをするおそれがあります。
注意:このほうきは飛行用です。掃除用として使用した場合、地面との摩擦で穂先が損傷します。
注意:このほうきを用いて運送業を行なうことは認められていません。

【第三話】
魔法学校への入学が認められ、保護者からの承諾も(強引に?)取れたということで、物語が正式スタート。依然として、リコさんは朝比奈さんとの距離を置いているようです。

今回の話で、リコさんは友だちと呼べる存在がいないに等しい状態である一方、町の人たちとは親しいということがわかりました。つまり、全くコミュニケーションを取れない人ではないということ。
そうして、魔法つかいたちの持ち物が揃っただけでは魔法を使うことができないことも明かされています。そうなると、突然「伝説の人物」になって物理的な魔法を体験してきただけの朝比奈さんにとって、学校では「思っていた以上に困難な道」に直面することになるでしょう。そのとき、リコさんが「助けてあげたい」と思う気持ちが生まれ、実行に移しながら自分自身も成長していくようになるのが正当な道になるかと思います。
なお、ここでいう「成長」とは、魔法を上手に使えるようになることではなく、「友だちというものを知る」「自分を素直に出せる」という精神的な成長のことを指します。

「あなた」からの脱出はいつ実現するのか?そのとき、伝説は「語り継がれてきたもの」ではなくなり、「語り継いでいくもの」に生まれ変わるのではないでしょうか?