続・魔法道

2016年3月13日に放映された「伝説のまほうつかい」の視聴感想。

【おことわり】
本所管理者の思うところがあり、本ウェブログや上記リンク先のウェブサイトにおいて、当該番組のタイトルは記しておりませんので、あらかじめご了承ください。
また、ここに記した内容は本ウェブログ管理者が視聴した結果感じたことなので、他の方の所感や、当該作品制作サイドの意図と異なる場合があります。

【魔法道】
柔道は修心、空手は型の習得、剣道は人間形成の道。では、魔法道は杖の素振りだけ?

魔法道を正しく真剣に学び、心身を練磨して旺盛なる気力を養い魔法道の特性を通じて礼節をとうとび、信義を重んじて誠を尽して常に自己の修養に努め、以って国家社会を愛して広く人類の平和繁栄に寄与せんとするものである。」

全日本剣道連盟が1975年に制定した「剣道修練の心構え」において、上記のように「剣道」を「魔法道」に置き換えると、「伝説の魔法つかい」に求められる要素がほぼそのまま含まれているように見えるので、そういう意味で魔法道は、剣道の精神・理念に通じるものがあるのかもしれません。

【第六話】
姉と妹も、授業中は先生と生徒の関係。そういう見かたしかできなくなってしまうと、「お姉ちゃん大好き」という気持ち(本心)が見えなくなってしまいます。

今回の見どころであり、ポイントとなるのは、以下の部分になるかと思います。

  • 今回の課題をクリアするために必要な、「イメージ」「集中」というキーワード。おそらく、魔法をコントロールするということは、自分の気持ちをコントロールするということ。
  • 困難にぶつかったとき、自分の気持ちを伝えられる相手(この場合、朝比奈さん)がいたということ。
  • 物語の設定で、「生を受けるとともに杖を授かる」ことが何を示しているのか?

今までの話を見てみると、リコさんは自分をよく見せたい、自分自身の過ちというものを認めたくないがために、自分の気持ちに無理を強いているように思えます。それを隠そうとする故、呪文(言い換えれば、自分が実現したいこと、自分の思い)に気持ちを込められていない、込めるだけのゆとりがなく、うまくいかなかったのかもしれません。
それが、「先生と生徒」という主従関係から解き放たれ、姉妹関係という信頼感に満たされたとき、(言われていたものと違いますが)課題をこなすことができたのだと思います。

【春の映画の件】
「オールスターズ」映画の初日舞台挨拶がある回の鑑賞券販売状況ですが、2016年3月13日19時30分現在、新宿のほうは予定枚数終了で、池袋のほうはまだ空きがあるようです。

毎回気になることといえば、池袋の上演前舞台挨拶回で舞台挨拶が終わると出て行く人や、新宿の上映後舞台挨拶回で映画本編終了後に入場する人が、一人や二人という単位でなくいることでしょうか?やはり、本編を観るからこそ、舞台挨拶での発言に重みを感じ、制作サイドの意気込みを知ることができると思いますので、行くチャンスを得られたのであれば、きちんと作品を味わいたいところですね。