上高地という場所

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みなさんが観光ガイドなどでよく見る上高地。今回は、本所的な切り取り方をして見てみます。

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近年は外国人観光客の姿も多く見える場所。しかし、By your own riskの精神で禁止行為(指定場所以外への立入り等)をしてしまう人も少なくないように見えました。しかし、日本という国はBy your own riskの考え方が通用しない国。そうでないとしても、この光景を将来に残すためには、「上高地での5つの誓い」をきちんと守る必要があります。
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基本的には、このように人が歩ける場所が制限されています。
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ただし、焼岳の展望ポイントは柵などがなく、このようになっています。(画像をクリック、またはタップで大きなサイズの画像を見ることができます)
自然を守ることが最優先されているため、この散策ルートはバリアフリーが考慮されていません。同様の理由により、ほぼ平地であっても、不整地を歩けるような靴を履いてくる必要があります。

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途中、梓川沿いを行くルートと林間ルートに分かれており、ほとんどの方は梓川ルートを選択されますが、静かな環境を満喫したい場合は、この林間ルートを選択するのも手です。

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場合によっては、目の前でサルが活動している場面を目撃することがあるかもしれません。しかし、ここで手を出してしまうと、お互い不幸なことになってしまいます。前述の「5つの誓い」を思い出し、静かに見守るようにしましょう。

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この場での活動は、彼らに最大限の自由が与えられています。一方でヒトの活動は大きく制限されていますが、上高地は中部山岳国立公園の一部であり、かつ特別天然記念物にも指定されている場所であることを思い出し、知性と文明を持った生き物としての行動をしたいものです。