みなさんが観光ガイドなどでよく見る白川郷のイメージ。今回は、本所的な切り取り方をして見てみます。

白川郷

• 特に、岐阜県大野郡白川村の萩町地区を指す言葉として使用される
• 1976年に、重要伝統的建造物群保存地区44号として選定される
• 1995年に、世界文化遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」の構成遺産として登録される

近年は外国人観光客の姿も多く見える場所。しかし、By your own riskの精神で禁止行為（私有地や耕作地への立入り等）をしてしまう人も少なくないように見えました。しかし、日本はBy your own riskの考え方が通用しない国。仮にそうでないとしても、この世界遺産を将来に残すためには、ここで生活している人たちがおり、その暮らしを「拝見させていただく」精神を忘れないようにする必要があります。

それを踏まえて、建造物の構造をじっくりと味わいたいもの。

背後にそびえる山々に残雪が見えることからも、冬季の厳しい環境が容易に想像できます。

正直なところ、完全に観光地化され、人があふれている光景は見たくありません。駐車場から日帰りで見て回るのが一般的だと思われますが、この集落内には宿泊施設もありますので、一晩でも現地の静かな空気に触れて、穏やかな気持ちになることも検討してみてはどうでしょうか？