仲間といること

新たな仲間と出会い、新鮮な経験をすることで新たな刺激を受け、自分の世界を広げることができる。
自分の仲間を失い、かつて共にいた痕跡さえ見つからないという経験をしたからこそ、今この瞬間を大切にしてほしいという気持ちが生まれ、そう願えるようになるのだろう。

そこには、相反する主張をぶつけ合う「伝説の~」チーム対敵方という構図のほかに、仲間たちと新たな伝説を作り始めている元補習組対仲間を失って孤独な校長という対照もありました。そこも締めくくりをするにあたり、重要なポイントとなるのかもしれませんね。

もう一つは、「変わる」ということなのでしょう。
新たな仲間と出会い、心の距離(とカタツムリニアの所要時間)が近くなるにつれて、孤高や恐怖?といった相手と距離を置く言動が薄れて融和していることが、時間をかけて描かれています。このことから、締めくくりまでに「身分を隠してナシマホウ界に潜む」という行為が改められ、出身に関わりないオープンな生活が訪れることになることが予想されますが、その予想に対してどういう展開がなされるのかも注目したいところです。