終わりのない混沌

「終わりのない」ということは、明日が来ないということ。新しい朝ではなく、前回迎えた朝が再びやってくる。そうして、同じことを繰り返し。出口が見えない生活をしていると感じてしまう人も多いのかもしれない。
しかし、それは混沌と少し違うようです。この先、禁則事項が発生するかどうかはわかりませんが……。

もしこれが「渾沌」であった場合、それは怪物。怪物が「混沌」を司り、「カオス」へとつながっていく。カオスから生まれるのがガイアであり、昼と夜もやってきたとされていることを考えると、この混沌は新しい世界へのプロローグになる可能性も考えられる。

古代神話から話題を変え、「伝説の~」話中に登場する「魔法界」と「ナシマホウ界」は元々一つの世界であったということになっています。それがあるときに二つの世界として存在し始めたのが再び接近しているという状況。しかし、本当に求められるのは視覚的に二つの世界が融合することではなく、二つの世界に住む人たちが互いの身分を隠すことなく暮らせる世界のはず。

「ナシマホウ界」の魔法である「機械」や「道具」との対比がなくなって久しいところですが、IH式の鍋が世界を救う手助けになるかどうかにも注目しながらフィナーレまでの展開を見守っていきたいと思います。