魔音師を追加で召喚してみた

前回、一部を召喚したElfidelityの「魔音師」。今回は気になっていたものの、好ましくない方向に変化する可能性があると思っていたので採用を控えていた「彩虹糖II」を試してみました。

AXF-104Ultra
箱の中にある時点からキャパシタコンビナート感が漂うボード。

AXF-104Ultra
メーカのウェブページを見ると、この製品は「玄人志向」というブランドからかつて発売されていた類似製品(NO-PCI)にインスピレーションを受けて開発されたようです。
また、オリジナルの”AXF-104″は2011年に登場し、2012年にキャパシタの構成を見直した”AXF-104Pro”になった後、2013年にタンタルキャパシタ(黄色っぽい四角形の物体)を追加した”AXF-104Ultra”となったようです。

導電性高分子のキャパシタを搭載しているように見え、そのままでは高域が目立つ音の傾向になると予想したため、入手してからすぐにPCへ装着。数日間電源を投入し、数十時間通電してから音の傾向の変化を観察してみました。

音の傾向の変化ですが……「棒棒糖」と「小風糖」を導入した環境下で比較してもよくわかりませんでした。逆にいえば、音のバランスを崩すような変化がないこと、また他の「魔音師」と組み合わせても好ましくない影響は出ないといえるかもしれません。ただ、「魔音師」最大の効能ともいえるバックグラウンドの静けさは、これを追加しても健在。
他の「魔音師」を外してどうなるかまでは試していませんが、おそらくはこれを単体で追加してもそれなりの効果が得られる可能性があると思われるので、気になる方は試してみるといいかもしれません。