魔音師組合の「魔力」

これまでに何度か召喚したElfidelityの「魔音師」。今回は、既に使用中の類似製品を置き換えるべく「小硬糖」を試してみました。

果たして、これを追加した結果は右に見える「青いたこ焼き」並みの衝撃だったのかどうか?

【2019年4月21日追記】
当方では、その後「小硬糖」の使用を停止しています。その理由について記載した記事(新しいウィンドウ・タブで開きます)も併せてごらんください。
【追記ここまで】


類似製品とは、「SotM SATA filter」のこと。「小硬糖」の紹介ウェブページにも先駆者としてこの製品に触れていますが、「ちょっと使いにくい、お値段が高い」と書かれています。確かに、オーバーハングが長いためコネクタに負担がかかり、接続が不安定になりがちでした(その後の製品ではフレキシブル基板を併用してハンドリングはしやすくなったようです)。


類似製品を「小硬糖」に変更してみたイメージです。この例では内蔵BDドライブに取り付けていますが、内蔵ハードディスクにも同様に装着しています。これまた白青のLEDが眩しい構成になっていますが、「小硬糖」の場合は単なる電源表示ではなく、点滅や消灯時は電源供給不足や電源スパイクなどが発生していることを示しているそうです。

では、「小風糖」+「棒棒糖II」+「彩虹糖II」+「小硬糖」という万全の布陣を組んだ場合に得られる音の傾向がどうなったのか?

テスト方法として、以前触れた「CDイメージ作成+仮想CDドライブの使用」法を採用→吸出しの過程でデータが内蔵ハードディスクと「小硬糖」を経由します

前回はWAVEファイル化したものに対してあまり音の傾向に変化が見られませんでしたが、今回は「低域の豊かさ」「高域の美しさ」が追加前よりも増したほか、「魔音師」シリーズ特有の「無音の静けさ」にも磨きがかかったように感じました。
もう少し詳しく観察すると、CDのイメージ化をした段階のものを仮想ドライブにセットして再生しても、「小硬糖」の有無による上記のような音の傾向の違いは現れていました(本当はないほうがいろいろ考えなくて楽なのですが……)。

一部を追加しただけでも、それなりの効果が得られる。
他社製品と併用しても、それなりの効果を得られる。

このことも間違いないと思いますが、今回の結果からみると「抜け道を確実に塞ぐことによって、メーカが考える効果が最大化される」といえます。
なお、この印象はキャパシタへの通電時間が長くなるにつれて変わってくる可能性があります。その点ご了承ください。