勝手にNDC~名古屋の水族館

名古屋港にある水族館。地下鉄で気軽に行くことができる場所でもあります。そこで繰り広げられる世界はどうなっているのでしょうか?

(以下、画像多めのページとなります。従量制の通信料がかかる環境でごらんの方はご注意ください。)

名古屋港水族館
名古屋港水族館

  • 1992年に開館
  • 2001年に北館が完成
  • 愛知県名古屋市
  • 基本は月曜日以外の午前九時半開園、入場料は大人2,000円


北館は「メインプール」と称する大型水槽が特徴の施設。鯨類が泳いだり飛んだりするのに十分な大きさがあります。

この上は「ショー」を行なう会場に。

瞬発力を活かしたジャンプをした瞬間。

投げたフリスビーを空中でキャッチしようとした瞬間。

ということで、この「ショー」はどちらかというと動物の生態や特徴の解説ではなく芸がメインになっているように見えるので、そういう点で気になる方がいらっしゃるかもしれません。
ハト/Columba
ハトもこの様子を見ていました。

ベルーガ/Beluga whale
一方で、隣にある「ベルーガ」のプールでは身体的な特徴や行動などについてのガイドが行なわれたりしています。

この水族館は、このような解説パネルや骨格標本などが各地で見られるため、どちらかというと博物館的な印象も感じられます。生物の生態や特徴を知る機会の提供も水族館や動物園等が持つ重要な要素といえるので、こういう部分は時間をかけてじっくりと目を通したいところ。


変わって、南館はどちらかというと一般的な水族館といった印象。生息エリアやテーマごとに分かれた水槽が並んでいます。

ここには、このような鮮やかな水槽だけでなく、周囲が青色の壁になっている無機質な水槽もありますが、それは海の真ん中に生息している生物の環境を模していたりするので、その場合はあまり気にする必要がありません。

チンアナゴ/Spotted garden eel
「チンアナゴ」も大量に「生えて」います。


特徴的な施設として、ウミガメの産卵用に人工の砂浜が用意されている点が挙げられます。昼間の開館時間中に使用されることはないと思いますが、実際にこの砂浜から多くの子ガメが産まれているそうです。

Penguins
そうして、ペンギンの水槽。寒冷地を好むペンギンたちがここで活動しています。
アデリーペンギン/Adelie penguin
目の周りの白色ふち取りが目立つ「アデリーペンギン」。関東地方でICカード式乗車券を使って飛び回っているペンギンのモデルにもなっているペンギンです。
ヒゲペンギン/Chinstrap Penguin
あごのラインが目印の「ヒゲペンギン」。顔の下半分が白いためか、細長い顔に見えます。
コウテイ&ジェーン
そうして、コウテイとジェーンの並び(某物語的な表現)。
左が「エンペラーペンギン」(または「コウテイペンギン」)。「キングペンギン」と似ていますが、首回りの黄色っぽい模様が前までつながっているのがコウテイ。
右に見えるのが「ジェンツーペンギン」。この中ではくちばしと足が黄色いので容易に見分けることができます。

アデリーペンギン/Adelie penguin
また、泳ぐペンギンたちの姿もダイレクトに見ることができます。

ペンギン水槽のほか、先に紹介したメインプールの前にも座って観察することができるスペースがあるので、時間にゆとりを持って来場し、しばらく座って動きを観察すると、今までとは違う何かが見えてくるかもしれません。