金沢といっても、石川県ではなく横浜市金沢区にある動物園の話。
横浜市立金沢動物園
- 1982年開園
- 神奈川県横浜市金沢区
- 通常時は月曜日以外の午前九時半開園、入場料は大人500円
入場するとすぐにトンネルなので、地中にある動物園のような錯覚を覚えるかもしれませんが、このトンネルの先に動物たちの世界が広がっています。
見ていると、かなりの時間を羽の手入れに費やしている?「モモイロペリカン」。
こちらも羽の手入れをしている時間が長い「タンチョウ」。
振り向きざまに「オカピやで!」という声が聞こえてきそうな?ポーズの「オカピ」。ここでは一見当たり前のような存在に見えますが、IUCN:EN(Endangered)でかつ、生体を観察できる動物園等も限られています。
このときは、舌を器用に使って周辺の草などを食べようとしていました。こう見えてもシマウマの仲間ではなく、キリンの仲間(キリン科オカピ族)です。
キリンといえば……
真反芻下目に属するヤギ、ではなく「キリン」(真反芻下目のキリン科キリン族)。
こちらは真反芻下目に属する「ヤギ」(真反芻下目のウシ科ヤギ族)。
この動物園にもコアラ舎があり、「コアラ」たちが暮らしています。
おとなしくしているのがほとんどのコアラも、一日に一度のユーカリ交換のときだけは活発に。
新しいユーカリの葉に包まれながら食事をする光景。
こちらは「オオカンガルー」が暮らす広場。ここも視界を遮るものはありません。
しかも、この広場の中に入って至近距離で観察することができます。
ウシ科の動物である「バーラル」。岩場の上にいる姿を見ることができます。
その他、ウシ科の動物である「オオツノヒツジ」や「ガウル」などの姿も見ることができます。
施設全体の規模はあまり大きくないように感じるかもしれませんが、ここまで見たとおり、ほとんどの動物は檻や網の中ではなく、低い柵と物理的な隔離空間が確保された広めの空間での生活。しかも、バックヤードが展示場所(放飼場)から見えにくい場所にあるものが多いので、安心して動物たちを観察できるかと思います。
なお、園内はコアラ舎とインドゾウ舎付近を頂点とする高低差があるので注意が必要です。