Le Mansへの道

Le Mans V
以前使用していた石橋さんがすり減り、ウェット路面での安定性が当初よりも低下してきたように感じたため、もう一つの本命であるLe Mansシリーズを試すことにしました。

【2018年2月23日追記】
先日タイヤの内圧が適正な圧力となるように再調整してもらった結果、元記事に記載している第一印象は「内圧過大」な状況によるものであることが判明しました。
調整後はしっとりとした感触となり、走行が落ち着かないという印象は消えましたが、Playzと比較して微妙に応答が遅れるのは残っているように感じます。また、車内に侵入する音(特に低い音)は内圧過大状態と比較してやや増加したように感じるので、「かなり静かになった」という印象は薄くなりました。

したがって、この先の内容は内圧過大な状態における所感ということでごらんください。
【追記ここまで】

【おことわり】
ここでは、直前まで使用していたPlayz PX-Cとの相対比較で感じた印象を記載しています。また、使い込むことにより記載した印象から変わることもあります。ご了承ください。

2018年1月現在最新鋭のLe Mans Vですが、メーカのうたい文句は「実感できる快適性能」。そこを享受できるかどうかが、このタイヤの評価につながると思います。

  • 熊猫さんの「足音」は確実に小さくなっていることを実感できる。「隣を車両が通過するのがわかる」から「隣を通過する車両のロードノイズが気になる」への変化。
  • 市街地走行では、音響装置の音量を以前より下げても音声の内容をより聞き取りやすくなった。
  • 駐車場等での低速走行では、ほぼタイヤからの音は聞こえなくなった。
  • 路面からの突き上げが相対的に柔らかくなった。乗り心地において同乗者に気を遣う必要が減りそうな感じ。
  • まだ新品だからかもしれないが、よりよく転がる印象。瞬間燃費計表示値も相対的に良化しているように感じる。
  • ステアリングの回し始めが相対的に軽くなった印象。
  • ステアリングの切り始め付近感度を落としているためか、過敏に左右に揺れることなくまっすぐ走る印象がある一方、曲がり始めるまでの応答性は相対的に遅くなった。
    …と思ったが、よく観察すると微妙な修正舵を当てる頻度が相対的に上がった印象もある。
  • 同じ曲線を通過するときでも、舵角は相対的に大きくなった印象。

まとめると、「ロードノイズと突き上げ強さの低減により、Playzとは別の意味で『疲れない』タイヤ」である一方、ハンドリングマシンとして楽しむ用途に対しては「回頭性のキレが低下している」ともいえると思います。狙ったラインよりも外側に膨らむことを防ぐためには、応答の遅れを見越した早めのステアリング操作を習得することが必要になるかもしれません。