Panda電気自動車

Pandaの電気自動車と聞いて「そんなモデルあったかな?」と思う方も多いかと思います。確かに、2018年現在のモデルで電動仕様のPandaも混合動力仕様のPandaもありませんが、実は1990年代にPanda電気自動車と呼ばれるものが存在していました。


1992年から多摩動物公園でシャトルバスとして使用されてきた電動車。その中の一台が「Panda電気自動車」としてRed Pandaのイラスト付で使われていましたが、引退後はこのような形で休憩所として用いられています。

ところが、もうひとつのPanda電気自動車は1990年に登場していたようです。それが、Panda Elettraと呼ばれる(本物の)Pandaベースの電気自動車。
手動変速機やクラッチ機構等は残したまま、ガソリンカーのエンジンを外して出力14[kW]のモータを取り付けたようなデザインのPandaとのことですが、最高速度は約70[km/h]、一回の充電で走行可能な距離は約100[km]などという性能だったとか。このようなPandaが17.7[kW]モータを搭載したElettra2という改良版を経て1998年まで生産されていたというのは驚きです。