勝手にSDC~もっと!静岡市の動物園(2018年3月)

オグロプレーリードッグ/Prairie dog
一度訪れた動物園や水族館を再度訪問し、より深く観察を楽しむシリーズ(予定)。今回は、静岡市にある動物園を取りあげます。また、今回は「カメラ付レンズ」のテスト回と重なりましたので、本来は広角~標準レンズを使用したい場所であっても、70-200mmのレンズ縛りで記録しています。
(以下、画像多めのページとなります。従量制の通信料がかかる環境でごらんの方はご注意ください。)

ジェフロイクモザル/Geoffroy's Spider Monkey
「考えるサル」(ジェフロイクモザル)
チンパンジー/Chimpanzee
「あ~っ、もうだめだ!」(チンパンジー)
オランウータン/Orangutan
誰にだって、寒いときはある。(オランウータン)

ライオン/Lion
「いっしょにごろごろしていたい……。」(ライオン)
ミーアキャット/Meerkat
「寝ている……。よし、今なら大丈夫だ。」(ミーアキャット)
ライオン/Lion
本気を出したオスのライオン。
ライオン/Lion
雄叫びをあげるオスのライオン。
ジャガー/Jaguar
「何だ!?」(ジャガー)
ピューマ/Cougar
舌を出しながらも、時々威嚇してくる「ピューマ」。
*「アムールトラ」(画像なし)と「ジャガー」と「ピューマ」を同時に観察できる機会はめったにないと思われます。

ホッキョクグマ/Polar bear
ホッキョクグマ/Polar bear
ライオンたちと同じ獣舎に同居している「ホッキョクグマ」。「バニラ」と「ロッシー」の二頭のペア「バニロシ」から次世代に引き継がれる子孫の見られる日が一日でも早く来てほしいものです。
*ホッキョクグマはIUCN:VUな生物なので、決して先行きを楽観視することはできません。

アクシスジカ/Chital
バーバリシープ/Barbary sheep
草食獣舎の主である「アクシスジカ」と「バーバリシープ」。後者は高低差のある空間での飼育になっています。

サイチョウ/Rhinoceros hornbill
「熱帯鳥類館」で姿をみることができる「サイチョウ」。もちろん、この状態で飛ぶことができます。
コンドル/Condor
ヒゲワシ/Bearded vulture
猛禽舎の「コンドル」と「ヒゲワシ」。後者はこの動物園でしか見ることができない、つまり姿を見ることができるのは今だけということになってしまっています。
*鳥類ではありませんが、同様の状況にあった「オオガラゴ」は、2018年3月に日本国内最後の動物園飼育個体が息を引き取ったため、生体の姿を見ることができなくなってしまいました。

ハクトウワシ/Bald eagle
猛禽舎には「ハクトウワシ」もいますが、訪問時は高い場所にいたため観察が困難でした。

フンボルトペンギン/Humboldt penguin
同じ鳥類でも、こちらは「フンボルトペンギン」。ちょうど解説と食事の時間だったため、魚は頭から飲み込むことなどの説明と実演がありました。
フンボルトペンギン/Humboldt penguin
上記画像の0.28秒後の様子。「あっ……」というフンボルトさんたちの声が聞こえてきそうです。

さて、ここからは「夜行性動物館」。通しでF/2.8のレンズを入手しようと考えた大きな理由が、このような場所で少しでも優位な条件で記録できるよう、明るいレンズが必要だったからです。
レッサースローロリス/Lesser slow loris
こちらは「レッサースローロリス」。他の部屋に比べて少しだけ明るかったためか、この状態からオートフォーカス動作可能でした。また、1/40のシャッター速度とISO感度1600での記録ができたため、「野生開放(=ISO感度12800)」して記録したものと比較して画質面で優位でした。
フェネック/Fennec
一方の「フェネック」の部屋は、写真暗室並みの?赤色電球の明るさしかないため、さすがにオートフォーカスは動作しませんでした。しかし、静止していれば「野生開放」と手動フォーカスでこのレベルの記録ができました。その際も、レンズ側にAF-MFの切替スイッチが用意されているため、スムーズにモードを変更してピントあわせができました。
オオコノハズク/Sunda scops owl
同様に「オオコノハズク」もこのレベルでの記録が可能でした。

明るいレンズは屋外でも優位。常に動きがあり、かつその動きが不規則な動物を記録する際により高速なシャッター速度を選択することができます。
アジアゾウ/Asian elephant
「アジアゾウ」の皮膚の様子を含めて、リアルに記録できていると思います。

ひとつ気になるのが、カメラ本体の電池持ち。満充電で持ち出し、一日記録しただけでバッテリ残量警報が発報される状況。電池一本で類似施設のダブルヘッダ訪問を実施すると、確実にバッテリ不足になってしまいます。これは今までのレンズキットを使用した記録ではなかった状況なので、レンズが大きい分だけ消費電力も高いのかもしれません。

【おまけ】

この動物園にも「ツチブタ」はいます。
(本画像のみ、Android 8.0化したXPERIA XZで記録。記録時点で「昼の世界」の明るさに戻った状態とはいえ、暗所での機動性においてはXPERIA XZのF/2.0レンズが上手です。)