埼玉県は東松山市にある動物自然公園。
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埼玉県こども動物自然公園
- 1980年開園
- 「ペンギンヒルズ」は世界最大級のフンボルトペンギン生態園とされる
- 埼玉県東松山市
- 原則として月曜日以外の午前九時半に開園、入場料は大人510円
施設名に「こども」とありますが、動物園という部分に関しては普通の動物園と変わらない一方、敷地内にはミニアスレチックや「こどもの城」などといった施設、くつろげる広場などがあるので、家族みんなで一日中楽しむことができるようになっています。
公園は大きく「北園」と「東園」に分かれますが、そのうち「北園」の各展示施設を結ぶ通路は概してこのようなイメージ。高低差もそれなりにあります。
いろいろ紛らわしいので、そんな格好で寝るのはやめるのです。
いろいろ誤解されると困るので、お前もそんな格好で横になるのはやめるのです。
まずは「ハートマンヤマシマウマ」。
名前を覚えにくいかもしれませんが、”Mountain zebra”ということで「ヤマシマウマ」であることと、「ハートマン」は”Hartmann’s”ということで、同シマウマ生息域のナミビア・Hartmann山脈、もっというとそのエリアを探検したGeorg Hartmannの名から来ているということを頭に入れておくと理解しやすくなるかもしれません。
混合飼育ではありませんが、「キリン」も同じエリアで観察することができます。
参考までに、この自然公園の「ヤギ」も紹介しておきます。
北園の主な展示施設では「オグロプレーリードッグ」や「ミーアキャット」の姿を見ることができるほか、
木に登る「カナダヤマアラシ」の様子も観察できます。
木に登るといえば「小熊猫(Red Panda)」も該当しますが、両者の木登りや降り方には違いがあるとのこと。
どこにでも、このような寝相の小熊猫はいるようです。
一方で、木登りをしないのが「フェネック」。こちらの個体はご長寿とのこと。
2018年5月から2019年にかけてリニューアルされる「小動物コーナー」には、「デグー」や「ハダカデバネズミ」などの姿もありました。
ほかに、「プーズー」や「ヤブイヌ」などもいるのですが、訪問時にその姿を見ることはなかったので、今回は紹介を省略します。
この自然公園自慢の施設が「ペンギンヒルズ」。大きなプールと草の生えた丘があるエリアで、ヒト用の通路を含めて「フンボルトペンギン」がエリア内を自由に動き回ります。
「現在、会議中……。」
「賛成です!」
「異議ありー!」
と言っているかどうかはわかりませんが、個体数が多くなると見られる行動もバリエーションが増えるので、動きが見られるまで辛抱強く観察するのもよいかと思います。
なお、フンボルトペンギンの生息域は南アメリカ大陸西岸のペルー海流(フンボルト海流)が流れる沿岸部、もっといえば南米大陸へ渡り、この海流を調査したAlexander von Humboldtにちなんだ名を持つ海流域のエリアに生息していることを頭に入れておくと理解しやすくなるかもしれません。
「おっ、ここでも『インドクジャク』のいい表情、いただき。」
ただし、肝心のメスが無関心のまま終わってしまう場合もあります。
「花と鳥の丘」では、様々な「サイチョウ」の姿を見て比較することができます。
理解を深めるための展示物も完備。
「北園」の広場周辺には、「ワオキツネザル」の観察場所があります。
一匹が網につかまって外の草を取ろうとしたのをきっかけに大勢集まった図。
子連れのワオキツネザルは、他の個体よりもゆっくりとした動きをしていました。
「東園」の主要な施設が「コアラ舎」。ここを訪問しないと「フタユビナマケモノ」の姿も観察できないほか、長い行列ができている場合は他の生物を観察する時間とのトレードオフになります。
「カピバラ」の姿もありますが、柵越しでの観察に。
おなかの三次元ポケットから中途半端に子の姿が見える「オオカンガルー」の姿もありました。
園内にいる”Green Panda”。
埼玉県の施設なので、「コバトン」は飼育ではなく、居ついているといった感じに。