ガラス面などの反射を除去するのによく使われるのが「PLフィルタ」。しかし、その効果をどこまで出すのかによって、得られる画像の印象が変わります。
これは、PLフィルタなしの作例。
こちらはPLフィルタを用いて、適度に反射除去効果を使用したもの。
その際、フィルタの効果を最大限に発揮すると水面の反射がほぼなくなり、黒い水が入っているように見えてしまいます。
一方で、水面の反射をメインとする場合はフィルタの効果を逆振りして反射を強調することもできます。
このように、被写体と反射光のバランスを調節することにより画像へ様々な表情を与えることができるので、レンズフィルタ取付可能な機材をお持ちの方は一度試してみてはどうでしょうか?
また、意図せぬ効果の付与を避けるため、および直射光によるフィルタの劣化を抑える目的で、このフィルタは必要な場合のみ取りつけたほうがいいでしょう。