Kanchanaburiの先へ(3)

(2)からの続きです。

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目の前に突如現れた気動車列車。これの行方が気になりましたので、追ってみました。

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途中でエンジンをふかす音が聞こえたので、「あっ、もう折り返して、Nam Tokで留置かな?」と思いましたが、違いました。上りこう配を登れずに、立ち往生している音でした。

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こう配再起動をしばらく試していると、乗客が降り始め(または降ろされたのかもしれません)、職員の指示であの線路を歩かされてSai Yok Noi Train Stop方面へと向かっていきました。

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そんな努力をすること数十分、先頭車両がやっと例の踏切までたどり着きました。

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しかしながら、これは空転のさせ過ぎです。通過したあとの線路上には、鉄が溶けた跡のようなものが残っていました。一応、列車が通過した痕跡を残すことができたようです。

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しかも、線路の間に生えている草に引火して炎が出ている状況。幸いにも自然鎮火しましたが、車両下から出ている煙の正体が火災だったとは……。

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とても列車が通る場所とは思えないような場所を、激しく空転させながら微速で登っていきました。

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それから十分くらいは経過しているでしょうか、やっとのことで停留所のホームに横付けすることができた列車。
「ウィキペディアフリー百科事典」に、2005年に作成されたと記載されている同停留所の画像が掲載されていますが、これと同じ光景は今でも見ることができます。

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停留所の反対側から見た光景。ホームの長さが足りずにはみ出していますが、あまり気になりません。

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停車中は転動防止装置を使用していました。この状態で、乗務員はひと休み。

なお、この列車は週末運転の事前予約制観光列車(Excursion Train)です。もし、定期の客車列車と同じ要領で乗り込むと、事前に申し込みをした人のために座席を空けさせられたり、降りたい場所で降りられなかったりする可能性があります(停車駅は決まっています)ので、注意が必要です。また、一部区間のみ乗車でも、全行程分の費用(記載時点で120バーツ、これは同路線の外国人運賃(100バーツ)よりも高い)を徴収されます。