石川県は能美市にある動物園の話。
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いしかわ動物園
- 1999年に開園
- ライチョウやトキの繁殖施設がある
- 石川県能美市
- 原則として火曜日以外の午前九時に開園、入場料は大人830円
1999年開園ということで、比較的ゆったりした通路や、ガラスを多用することにより格子越しに生き物を観察する状況を可能な限り排除した設計になっているのが特徴。
また、空調完備の観覧通路がある施設も多いので、猛暑日や雪の日でも快適に生き物を観察できるようになっています。
「サルたちの森」で見られる、いつもの面々。
「リスザル」は食べるのが仕事。
天地が逆になっている「シロテテナガザル」。
開園後すぐに岩に貼りついていた「ケープハイラックス」。
やはり地面に貼りついている「マーラ」。この角度から見ると、一見ウサギ目ウサギ科の「ウサギ」のように見えますが、マーラはげっ歯目テンジクネズミ科の生き物です。
Red pandaも、屋外にいた「サン」(画像)以外はいつもの格好で横になっていました。暑い日は屋内に収容されるか、または屋内外を連絡する通路を開放している場合が多いので、夏に屋外活動する様子を観察する場合は開園直後が狙い目です。
「ライオン」や「トラ」(施設側は明示していないが「ベンガルトラ」と思われる)とともに「アムールヒョウ」も室内でお休み中。
「ベンガルトラ」の白変種であるホワイトタイガーは、屋外の新施設に慣れるための練習中でした。
「郷土の水辺」エリアは水生物メインのため、そこだけ水族館のような状況に。もちろん空調完備です。
また、同じ建物にある「南米の森」では「オニオオハシ」が放し飼い状態になっているので、飛ぶ姿も観察できます。
同じ場所で「アカハナグマ」の姿も見ることができます。
「ふれあいひろば」の「マゼランペンギン」も多分に漏れず、給餌の時間になると一斉に陸上へ駆け上がります。
「オグロプレーリードッグ」と「ミーアキャット」は隣り合っての展示。
この動物園で注目すべき施設である「ライチョウの峰」。「ライチョウ」の繁殖に取り組んでいる様子を知ることができます。
もう一つの特徴が「トキ飼育繁殖センター」の存在。内部の一般公開はありませんが、「トキ」の分散飼育拠点ということで意義のある施設となります。
なお、2018年7月現在、「トキ里山館」は修繕工事のため内部に入ることはできないようです。そのため、「トキ」の姿を観察したい方は、時期をずらして訪問する必要があるかと思います。
この施設の「サバンナ」は「アミメキリン」と「グレビーシマウマ」、「ホオジロカンムリヅル」の混合飼育になっています。
そのうち、「グレビーシマウマ」は発見された地域からその名を取ったり、第一発見者を記念したりという命名ではなく、当時のフランス大統領であったFrançois Paul Jules Grévy氏にちなんだものであるとのこと。
1979年生まれの「アジアゾウ」、「サニー」。その頃の「サニー(自動車)」がB310であることを考えると、かなりのご長寿であることを直感できるかと思います。
世界三大珍獣のひとつとされる「コビトカバ」。この施設では二世も誕生しています。
「チンパンジー」と「オランウータン」は室内通路からも観察が可能。ガラス越しにいろいろな反応をみせてくれます。
淡水域に生息するアザラシとして知られる「バイカルアザラシ」がゆったりと泳ぐ姿も観察可能です。