高倍率ズームレンズを試す

手元にあるEOS 9000Dと組み合わせ可能なレンズが70-200mmしかなく、写真機本体1台で標準域での記録ができない状況だったため、機動性を優先した高倍率ズームレンズを導入した第一印象。

16-300mm F/3.5-6.3
導入したのは、16-300mmの高倍率ズームレンズ。本来であれば、28-70mmあたりを導入して使い分けるべきなのですが、機動性という面で不利なので、70-200mmをまるごとカバーできるものを選定しました。

さて、どのような画像が得られたのでしょうか?

B016記録例(ピューマ)
B016記録例(アムールトラ)
とりあえず、大きく焦点が外れることはなさそうだということを確認。

マーラ
目に焦点を合わせておけば、その前後はどうにかなりそうな感じです。

B016記録例(ヒゲサキ)
200mm止まりではAFエリアが格子よりも広くなり記録するのが難しい場合もありますが、300mmあればそれを回避して焦点合わせができる場合も。その際、絞りがF6.3になってしまいますが、格子が写りこまない条件であれば、その影響は少なさそうです。

B016記録例(アジアゾウ)
望遠側に振って、アジアゾウの皮膚のしわをアップで記録。手持ちの70-200mmで記録した場合のくっきり感とは違い、ソフトな感じの描写になっています。このへんの表現の違いがあるので、勝負レンズとしての70-200mm(通しでF2.8)との使い分けができると思います。

カモ
ぼけ具合の関係からか、池の水面に粘り気があるように見えてしまう作例。

B016記録例(フェネック)
手ぶれ補正も強力に効くというわけではありませんが、夜行性動物館などのような暗所でも活用できる程度の実力はありそうです。

B016記録例(掲出物)
なお、レンズの収差はかなり目立ちますので、長い直線や四角が含まれる画像を記録する際は、その点に注意が必要かもしれません。
(都合により、この作例は一部ぼかしを入れています。ご了承ください)