山梨県は忍野村にある水族館の話題。
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山梨県立富士湧水の里水族館
- 2001年に開館
- 山梨県南都留郡
- 原則として火曜日以外の午前九時に開館、入場料は大人420円
山梨県で見られる淡水魚を中心としていることもあり、比較的こじんまりとした施設。
中央にある「中央回遊水槽」の周囲や内側を回りながら水生物を観察できるようになっています。
「横見水槽」と呼ばれるエリアでは、履き物を脱ぎ、畳に座って外の魚たちをゆっくりと観察することができます。
水槽という名称がついていますが、外から見ると「池」。池の断面を低い場所から見る形となります。
富士の介
- 「ニジマス」と「キングサーモン」を交配して生まれた魚種
- 2007年から山梨県の水産技術センターで研究が開始された
- この交配種「ニジノスケ(仮称)」は2017年に、「富士の介」という名がついた
この中で、「性転換したキングサーモンのオス」や「性成熟しない」などのキーワードが出てきているのが目立ちますが、自然界に存在しない交配種を水産資源として利用するためには「繁殖しない」ことが条件になっているとのこと。つまり、「富士の介」は人為的な処置によってのみ生体を得ることができる魚種となります。
一方で、繁殖してもらいたくないのに繁殖して、既存の生態系を崩してしまう「特定外来生物」。この掲出物から、「捕らえた生物をその場でリリースするのは法的に問題ないが、少なくとも山梨県の条例では禁止されている」ということを知ることができます。
どれをとっても「おいしい」以上だという「マス」比較の掲出物。
生物紹介のコメントに突っ込みを入れながら、その生物についての知識を得ることができます。
企画展の展示にはなりますが、中にはこのように微妙なものも……。