……といえば、小田急電鉄60000形電車「MSE」を連想しますが、この電車がデビューする前から青いロマンスカーが走っていたのを覚えていますか？

それは、東海旅客鉄道の371系電車。正確に言えば、青い帯のロマンスカーになります。小田急線内では、他社の車両で運行される特急列車も「ロマンスカー」として案内していましたので、ここでは「青いロマンスカー」ということにしておきます。

また、特急「あさぎり」号が沼津駅まで乗り入れしていたのも、この車両が使用されていた間だけ。その前も、その後も、小田急電鉄の車両により御殿場駅までの乗り入れとなっています。

先頭車両のクモハ371形。登場当初は、菱形の集電装置を用いていました。

中間車両のサロハ371形。二階建て構造となっているのが特徴でした。

東海道新幹線の100系車両が引退してからは、371系電車が100系新幹線のイメージを感じさせる唯一の車両となっていましたが、2012年3月の定期運用引退に続いて2014年11月、また一つ思い出の車両が増えることとなりました。

一方、小田急電鉄20000形電車「RSE」も2012年3月の引退で思い出の光景になっているので、参考までに掲載しておきます。