Photoshopの「スーパー解像度」を試す

Adobe社のPhotoshopで使用できるCamera Rawに追加された「スーパー解像度」機能。どのようなものなのか、試してみました。
元画像(縮小)
以下、この画像を用いて試した結果を掲載します(上の画像は5472×3648[px]を掲載用に縮小しています。実験は元のサイズのRAWファイルを使用しています)。

Original
まずは、普通にCamera Rawから読み込んだ画像の一部を等倍切り出ししたもの。

Original -> x2 upscale
この画像を単純に2倍拡大すると、このようになります。

Super resolutionそれに対して、Camera Rawに追加された「スーパー解像度」機能を用いて生成された画像の一部を等倍切り出ししたのが、この画像です。

Super resolution -> x0.5 downscale
それを半分に縮小したのが、この画像。
Original
比較しやすいよう、最初に掲載したオリジナルの画像を再掲。この状態を見ても、解像感が増していることが伝わるかと思います。

この画像の場合、元のRAW画像ファイルが約12[MB]であるのに対し、「スーパー解像度」機能を用いて生成されたファイルは238[MB]になりました。したがって、この機能を使用する際は記憶媒体の空き容量に注意する必要があります。
また、この画像の処理中は、Photoshop全体で5[GB]弱のメモリを消費していたので、PCを安定的に動作させるためには、搭載メモリサイズと空きメモリを気にする必要があります。