勝手にSDC~井川湖畔の遊歩道編(2015年8月)

勝手に静岡県デスティネーションキャンペーン、略して「勝手にSDC」の第一弾は、残念ながら東京都千代田区有楽町の静岡県東京観光案内所でも、東京都千代田区神田の静岡県アンテナショップ「ふじのくに おいしい処 静岡」でもなく、静岡市内から始まります。

ただし、静岡市葵区井川ですが……。

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静岡市街から自動車で約2時間。井川ダム近くにある中部電力井川展示館の裏手からはじまる遊歩道です。

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遊歩道の入口から少し上がってきたところに、このような空間が見えてきます。画像右側に見えるのは、大井川鐵道井川線の井川駅からつながるトンネルの入口を仕切るシャッター。

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その反対側には、工事用として使用されてきた線路の遺構がそのまま残されています。わずかに切られたレールから、「もう二度と列車を走らせることがないぞ」というメッセージが伝わってくるのが、少し残念ですが……。

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通常、鉄路の廃線跡は私有地として立入りできないか、道路に化けて跡形もなく消え去る場合が多いのですが、この敷地は遊歩道として整備されたため、歩行が可能。山側にはチップを敷き詰めてあるため、歩きやすさにも配慮されています。

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途中にはトンネルもあります。トンネル内部も手入れをして内部の崩壊がしにくくする処置が施されているので、安心して通行できます。

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湖畔遊歩道の案内看板。今回現地を訪問したときは天候の都合上、この看板がある場所で引き返しましたが、井川湖の渡船と組み合わせて歩くのもよいと思いますので、時間にゆとりを持って訪問したいところです。

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参考までに、2011年8月現在の旧堂平駅跡地周辺。これは遊歩道整備前のため、現在の状況と差異のある可能性があります。