今さらながら「Windows 10アップグレード」を試した

先日、新しいラップトップPCへ主要な機能を移行し、遊休品扱いになっていた、dynabook K46。リカバリで初期化したついでに、「Windows 10への無償アップグレード」を試してみました。
win10pc

メーカのウェブサイトを見ると、この機種はメーカでWindows 10へのアップグレードをサポートしないことになっており、アップグレード用のモジュールも特に提供はされていません。
しかし、「(Windows 7への)初期状態へリカバリ」と「Windows UpdateでWindows 7 SP1を適用」が終わった時点でWindows 10への無償アップグレードをした結果、一部メーカ独自アプリケーションが使用できなくなったほかは、問題なく使用できる状態になりました。

【参考】
メーカが公開している「注意・制約事項」(WebITKのウェブサイトを離れます。新しいウィンドウ・タブで開きます)
*最終閲覧:2016年1月(その後、URLの変更がされる可能性があります)

以下は、既にWindows 10を使用している方であれば当たり前のことかもしれませんが、Windows 8の不評を聞いてWindows 7にとどまり続け、アップグレードを躊躇していた人から見た率直な第一印象になります。

「あっ、思った以上に『普通』だ。」

settings
まずつまづくのが、タッチ操作を前提としたUIのデザイン。「設定」があるのはいいが、「コントロールパネル」が見当たらない、と心配になってしまう原因の一つです。

cpl
しかし、Windows Explorer経由で、Windows 7ユーザが見慣れた「コントロールパネル」へのアクセスが可能なので、少しは安心できるのではないでしょうか?

detail
もう一つ気になっていたのが、WIndows 10の「更新プログラムの強制インストール」機能。Home版を使用する人は無条件に適用されてしまい、「アップデートすると機能に影響が出る」ことがわかっていた場合でも強引に更新プログラムがインストールされてしまいますが、Pro版ではこのように「アップグレードを延期する」オプションがあるため、問題を先延ばしすることが可能になっています。
(あくまで先延ばしの機能でしかなく、絶対に適用しないことを実現する機能ではないことに注意が必要です)

その他、Windows 10へのアップグレード時にMicrosoftアカウントの取得を強制されるのではないかという心配がありましたが、取得しなくてもアップグレードが終了したPCを正常起動させることはできていますし、ネットワークに接続していない状態でも問題なく使用できています。

少し気になったのは、設定画面で[Alt]+[←]のショートカットが使用できないことでしょうか?

この先、WIndows 10で使い続けるか、一度Windows 7に戻ってぎりぎりまで再アップグレードを先延ばしするかは未定ですが、最新のWIndows OSを知る、よい機会だったと思います。