自分でやろう

2016年8月7日に放映された「伝説のまほうつかい」の視聴感想。

【おことわり】
本所管理者の思うところがあり、本ウェブログや上記リンク先のウェブサイトにおいて、当該番組のタイトルは記しておりませんので、あらかじめご了承ください。
また、ここに記した内容は本ウェブログ管理者が視聴した結果感じたことなので、他の方の所感や、当該作品制作サイドの意図と異なる場合があります。

【第二十七話】
今期全体としては新しい「闇の組織」の導入が主体。今回の話は普遍的なテーマの一つである「自分のできることをしよう」。

そう考えると、魔法界ではくぎ打ちに配膳など、自分の手を動かしてやればいいものも魔法に頼って(ただし創造はしていない)やっている描写があり、そこに違和感を覚えます。確かにその世界の基準では、自分の魔法をうまく使いこなすことにより目的を果たしているので、自分のできることをやっていることになるのかもしれません。しかし、自分の手と対象物の間には「魔法」というものが介在していることになり、重さや状態などを直接感じているわけではないと思われます。
それを踏まえて、花海さんは創造魔法も繰り出すことができる一方、自分の手を直接使うことも学んでいることを思い出してみると、その経験はPricelessなはず。

次回予告を見る限り、もしかすると「魔法界でも、今自分にできることをしよう」という場面が出てくるかもしれませんが、一方で「もし魔法界で魔法が使えなくなったとしたら(『ナシマホウ界』では『もし道具や機械が使えなくなったとしたら』)」という展開になったとしたら、「当たり前のことが当たり前にできるということの大切さ」を考え直す機会になると思うので、この先どのようなテーマが示されるのかに注目したいと思います。