かたぬき

2017年10月7日に「まくはりちほー」で見かけた「かたぬき」。そこで、今回はそれがどんなものであるかを試してきました。


*都合により画像に細工をしています。なお、パッケージには『か「狸」』と書いてあります。

「かたぬき」とは簡単にいうと、その名のとおり「形を抜き取る」遊び。

今回はオフィシャルで用意されていた道具が竹串と留めピン。いろいろなやり方があるようですが、ここでは、ピンをリュータのように使ってカッティングラインをなぞり、切削粉を除去すると同時にラインで折りやすくする施策を試しました。
ただし、それだけだと細い部分や尖った部分がいっしょに割れてしまうおそれがあります。そのため、外側の部分を割る際に負荷が逃げるようなカット線も外枠のとがった部分に入れておくのも手です。

ラインをなぞる方法は一部で嫌われることもあるようです。しかし、抜きかたに対して特別なレギュレーションが設定されていない場合は、自分のやりやすい方法で挑戦すればいいと考えます。


以上の要領で大まかに切り出しただけでは、この画像のようにバリが残る場合があります。これを一つずつバリ取りしてもいいのですが、大胆な作業と繊細な作業を繰り返すと最後の詰めで力の入れ方を間違えて尖った部分を欠けさせてしまうおそれがあるので、ある程度の数量を切り出してからまとめて仕上げるといいかもしれません。