もう終わりにしたい~2023年4月現在の「PCオーディオの入口」


この構成をベースにして、BD DriveとPC間のケーブルを交換したり、ケーブルの支持方法を変えたりしていろいろ試しましたが、得られる音の傾向に変なくせが残るのは避けられませんでした。
一方で、一度吸い出した音源を編集ソフトで読み込み、そこから別のファイルに保存すると、それだけでも音の傾向が変わることは把握しています。もちろん、両者のファイルを比較したらビットパーフェクト。

そこで、今回は以下のような施策を実施して、果てしない音源吸い出しに終止符を打つことを目指しました。

目標としているのは、単品オーディオのCDプレーヤから得られる音。
・ボーカルが肩幅くらいに広がる感じ(焦点が定まらなかったり、逆に点になったりしないようにする)。
・ちょっと聞いただけでは薄い音に感じるが、一方で低域も高域も出る(どこかに盛り上がる帯域が偏らない)。

いろいろ試しているうちに、音の焦点を単体CDPのものに近づけるほど、帯域の傾向も単体CDPから得られるものに近づいていくことがわかりました。また、前述した「吸い出した音源の再書き込み」をした際に得られる音が、単体CDPに近い音だったことを把握しています。

で、やったこと。
・NASに保存されている音源をPCで読み出し、それをNASの別フォルダに書き込み。
・その際、PCの記憶媒体に一度書き込むことはせず、My.Computer.FileSystem.ReadAllBytesとMy.Computer.FileSystem.WriteAllBytesでファイルコピーしてくれる自作アプリケーションを使用(My.Computer.FileSystem.CopyFileではファイルコピーにOSが関与してしまう。バッファサイズによっては、1つのファイルをコピーしている間にread-writeを繰り返してしまう。)
・当方の現在の構成では、一回の処理で光ファイバを4回通過するので、デジタル信号のくせが光変換で軽減される?
・経験上、NASへは高速で一気にデータを送り込んだほうが、好ましい傾向の音が得られている。

当面は、この状態の音源を利用していこうと思います。