普段はマンホールの中に隠れており、まず姿を見ることのないのが、茶臼山動物園のアライグマ「カール君」。アライグマ舎の周辺で様子を見ていると、名前を呼んで顔を出させようと試みたり、そもそも「マンホールの中にいる」という想定外の解説に困惑する人を多く見かけました。
そんな「カール君」の姿をを来園者が見ることができる、ほぼ唯一の機会が「健康診断」という名の生存確認?作業。
さすがに毎日やっているとアライさん(仮名)がストレスになるということなので、週末の午後開園時間中に一度だけ実施される光景は、既に多くの方が動画がアップされているので、ここでは静止画でその様子を追ってみようと思います。
まずは係員がマンホールを叩いて、フタを開けることを伝えています。
そうして、マンホールのフタをオープン。
フタを外してしばらくすると、「カール君」が顔を出します。
とりあえず一度は外に出るものの、その瞬間からフタが閉じられるのを待ち構えています。
係員がフタを閉めようと構えていると……
「早くフタをのせてほしいのだ!!」とばかりに係員へ攻撃する?「カール君」。
そうして、フタが装着されました。
前足をうまく使って、すき間をつくります。
そのすき間を目がけて体を突っ込みます。
潜りこむことが最優先なので、尾と後足が最後に残ります。
慌てて潜りこむので、大概フタはずれた状態になります。
最後に、マンホール内側からきちんとフタを閉めるまでが様式美。
以上の画像は、Full HDで記録した動画から480×360サイズで切り出したものとなりますので、静止画としての画質でお見苦しい点がありますことをご了承ください。
アライグマ自体は特定外来生物なので容易に数を増やせませんが、動物園では「保護した」という名目で飼育しているので、一日でも長くこの様子が見られることを望みたいところです。
【おまけ】