愛媛県は伊予郡にある動物園。
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愛媛県立とべ動物園
- 1953年に「道後動物園」として開園
- 1956年から1969年まで「ニホンカワウソ」を飼育
- 1988年に現在の場所へ移転
- 愛媛県伊予郡砥部町
- 原則として月曜日以外の午前九時に開園、入園料は大人500円
現在の同動物園は1980年代のものとなりますが、一部生物のエリアなどで比較的檻と柵が目立つ区域があり、また他の施設では増えている檻の一部透明窓化もまだ少ないので、気になる方は注意が必要です。
いずれも限られた施設でのみ観察可能な「ジャガー」や「ピューマ」。両者を同時に観察できる施設はさらに限られるので、貴重な機会といえます。
一方の「ライオン」は、「サバンナ」エリアと壕を隔てての展示。担当者の話として、この動物園はライオンを群れとして飼育している数少ない施設であるとのこと。
特定日には、人数限定でライオン舎の中に入って様々な話を聞く催しもあります。動物と人の通行区分が分けられた舎内の構造が特徴的です。
なお、日本におけるライオンの展示は、1902年に東京の動物園に導入されたのがはじまりとされています。また、”Lion”の語源はラテン語の”leo”などに由来するとされています(当日の「宿題」より)。
一方の「サバンナ」側はこのような感じ。
「チャップマンシマウマ(またはグラントシマウマ)」や「シロオリックス」、「ダチョウ」が同じ場所で活動する様子を観察することができます。
もちろん、「アミメキリン」もこのエリアで観察可能。
参考までに、この動物園ではキリンが一種(亜種)ですが、ヤギは「ミミナガヤギ」と「ヤクシマヤギ」の二種の姿を見ることができます。
藪猫という表記がぴったりの「サーバル」。
顔だけ見ると普通のネコに見えます。
「カバ」と「クロサイ」は隣り合う施設で姿を見ることができます。
この動物園で見られるのは「アフリカゾウ」。かつては「インドゾウ」の姿も見ることができたとのこと。
やる気のない動物として有名な?「アカカンガルー」。
愛媛のRed Pandaも暑い季節はこんな感じに。
この動物園では「コツメカワウソ」を飼育していますが、かつての道後動物園では日本で唯一「ニホンカワウソ」を飼育していた経験があるということで、カワウソに対する思い入れは強いようです。
正面ゲート近くに「ニホンカワウソ」の像があることからも、そのことが伝わってきます。
ニホンカワウソ
- ネコ目イタチ科カワウソ属の生き物
- 1965年に特別天然記念物に指定
- 1979年の目撃例を最後に姿が途絶えたとされている
- 2012年に「環境省レッドリスト」で「絶滅」に指定された
- 2018年現在も、愛媛県は県のレッドリストで「絶滅危惧IA類(CR)」としている
この動物園の「ニホンザル」は、水場があるため珍しい行動?が見られる場合があります。これは、並んで水を飲む様子。もちろん、サルの世界にコップというものは存在しないので、口を直接水場につけています。
しばらく見ていると、入水するニホンザルの姿が……。
そのうち、サル泳ぎ?を始めました。一応、溺れているのではないようです。
こちらは「ペンギン広場」。「フンボルトペンギン」の姿を見ることができますが、岩場を再現した陸上での生活を見るのは少し難しい構造。
広場のベンチに座って、フンボルトペンギンが泳ぐ姿を観察するのがメインとなります。
また、横だけでなく下から泳ぐ姿も見ることができます。
エサの多い場所に出没したり定住したりするのは「アオサギ」。動物園の飼育生物ではありません。
某迷探偵「これは、エサ泥棒が残した足跡に間違いないわ!偶蹄目特有の形をしたこの足跡から推理すると、犯人はヤギね!」
いいえ。それはアオサギでもヤギでもなく、「アミメキリン」の足あとです。