EOS M3でPandaを記録してみた

突然ですが、当方で使用しているPowerShot G11、およびEOS 7Dの代替を目的としてEOS M3を導入しましたので、その描写をチェックするためにPandaを記録してみました。
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パンダ(不動)

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パンダ(跳ねるだけ)

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Panda(走行可能)

いずれも、EF-M 55-200mmを装着してRAW記録したものを付属ソフトウェアであるDigital Photo Professional 4で縮小、および「現像」処理したものです。掲載サイズが小さいため、解像感をお伝えするのは困難ですが、背景のぼけ具合程度であればイメージが伝わるかと思います。

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さて、当方ではEOS M3の導入について、最近まで迷っていました。理由としては、

  • 用意されているレンズでは、PowerShot G11並みの接写をすることができない。
  • EOS 7Dほどの連写機能がなく、また動体を追う能力もかなわない。

の2点をクリアできないからです。しかし、G11をサブ機として接写用に残し、流し撮りも連写に頼らずフォーカスも事前に決めた一点で勝負すれば、EOS M3でもメインとして使用することができるだろうと判断し、導入に至りました。

他のレビューを見ると、普通の一眼レフや他社のミラーレス一眼レフと比較して(スペック上)劣っているところがあるという見方をしているものが少なくありませんが、あくまでそれは相対評価。自分自身が使ってみて感覚に合うものであれば、それでいいのではないでしょうか?

あとは、他所であまり触れられていない項目を含め、気づいたことに少し触れておきます。

  • EOS M3のRAWファイルは、記録した内容にもよりますが、だいたい25から30[MB/枚]程度のサイズになります。なお、ピントチェックなどのために、その場で記録画像をプレビューする場合は、プレビュー用にMサイズのJPEG画像を同時記録する設定にするといいでしょう。
  • PowerShot G11でEOS M3のRAWファイルを再生すると「大きすぎる」とメッセージが出ますが、EOS M3でPowerShot G11のRAWファイルを再生することは可能です。
  • EOS M3用のEVFは、持ち運びに多少不便な形状・大きさですが、ピントの山をつかみやすいのは間違いありません。それは、当初は不要と思っていたのだが、品川のメーカショールームで試した結果があまりによかったため、EVFは必須という考えに変わったほど。
  • 他所でも言われているとおり、撮影後のプレビューから次の撮影モードに移行するまでに多少の間があります。
  • AEロックボタンは、手持ちのG11とは違い、二回押すとAEロック解除になってしまいます。
  • 撮影する姿勢をとると、AEロックボタンは親指で押しにくい場所にあるため、AFとAEの機能を入れ替えるのはおすすめできないと考えます。

しばらくの間、EOS M3を集中的に使い込んでみて、操作に慣れるようにしてみます。