やはり普通が一番?

下に示すのは、従来使用していた音声吸出し環境。
before
(画像クリックで大きなサイズの構成図をごらんになれます)

この構成で音声吸出しを実施すると、繊細でクリアな音を得ることができますが、相対的に低域が物足りなくなってしまいます。そこで現在テスト中なのが、以下の構成。

after
(画像クリックで大きなサイズの構成図をごらんになれます)

スイッチ(Hub)以外、基本的な機器は変更していませんが、USBケーブルをオーディオ用や編みこみ外皮のものからUSB2.0認証ロゴ付のケーブルに変更しました。
スイッチを変更したことで低域が充実し、USBケーブルを変更したことで「素材の味をそのまま」持ってくることができるようになったと判断しています。ただし、「暗騒音のレベルが下がった一方で、それが中域抜けのように聞こえる」面も感じられますので、もう少し煮詰めが必要だと考えます。

ここでポイントとなるのは、「USB2.0認証ロゴ付」のUSBケーブルに変更したということ。
usb20
ここから先は推測になりますが、「USB2.0規格(HI-SPEED)準拠」と「USB2.0規格(HI-SPEED)認証」では、高速通信させたときの信号波形の品質に差が出て、最終的に得られるデジタル信号自体は同じものの、通信効率に違いが出てくるために何らかの差が出るのではないでしょうか?

素材の味をそのまま引き出したい場合は、USB2.0認証ケーブルを。
好みの結果を得るために味付けをしたい場合は、オーディオ用として販売されているケーブルを。
これが、現時点で本ウェブログ管理者が考える、USBケーブルの選定基準になります。

今までの比較試聴をした結果、LANケーブルは芯線が単線のものがよい(長さが増えた場合は、撚り線よりも単線のほうがよいとされる)と考えますが、USBケーブルは数百円で入手可能な普通のもので十分ということになりますと、機種選定が楽になりますね。