勝手にGDC~「めがね橋」編

勝手に群馬県デスティネーションキャンペーン、略して「勝手にGDC」の第三弾。
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なお、画像は全て2009年7月現在のものとなっており、状況の変化により本画像の状況と差異が発生する可能性がありますので、ご了承ください。

明治25(1892)年に完成した碓氷第三橋梁。かつて、「ラック」と「ピニオン」という歯車を噛み合わせて急勾配を行き来した時代の橋。その後、輸送量拡大のため「粘着式」へ切り替えられるまでの間、鉄道橋として使用されてきました。

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橋のたもとまで歩いて入れるので、近づいて観察すると、かつて使用されていた「ラック」が側面に刺さっています。ケーブルを渡すために使われていたようです。

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そうして反対側を見ると、粘着式として新幹線の開業まで使用されてきた新橋梁の遺構も見えます。

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もう少しいうと、この橋の上は歩けるようになっています。単なるオブジェとしての存在ではなく、有効に活用されているのはよいことです。
なお、2015年現在、横川駅からこの橋梁を経由し、旧熊ノ平駅までの旧線跡は遊歩道として整備されています。

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橋の近くには駐車場があり、そこを利用すれば簡単にアクセスできます。さらに、ここから少し軽井沢方向へ行ったところに大きめの駐車場も完備されているので、歩く距離は増えますが、観光シーズンでも対応できるようになっています。
遊歩道を全線踏破するのでなければ、ここを拠点にして横川駅方面往復や、旧熊ノ平駅方面往復をするのも手です。

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参考までに、2009年7月現在の軽井沢駅付近の遺構。