勝手にSDC~東海自然歩道のバイパス(2016年1月)

勝手に静岡県デスティネーションキャンペーン、略して「勝手にSDC」の話題です。

東海自然歩道といえば、東京都八王子市と大阪府箕面市を結ぶ長距離自然歩道を指すのですが、静岡県内には「バイパスルート」と呼ばれる別区間が存在します。東海自然歩道連絡協会の公式サイト(新しいウィンドウ・タブで開きます。WebITKのウェブサイトを離れます)には出てこないこのルート。ここでは、富士宮市猪之頭から駿河湾側へ外れて、藤枝市蔵田で再度「本線」に合流するバイパスルートのうち、盲腸線ともいえる日本平コースを取り上げてみます。
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日本平コースは、東海道本線の草薙駅を起点(つまり、鉄道駅が起点)にして、1950年の新聞社主催による「観光地百選」、ならびに1959年に国の名勝にも指定された日本平を経由し、2013年に登録された世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産である三保の松原を抜けて三保半島の先端を結ぶコースです。

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コースのうち、日本平から三保半島までの区間はほぼ一本道(しかも、区間内にはロープウェイが含まれる)なのですが、草薙駅から日本平までのルートは何とおりかあります。

そのうち、上の地図で赤く記されたのがオフィシャルのバイパスコース。
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団地のはずれから山道に入り、山頂を目指すコースになっています。
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この手のコースは、交通量が少ない場合にクモの巣が張られたりする場合があるので、シーズンの間に通行する際はクモの巣にかからないよう注意する必要があります。

そうして、バイパスコースのバイパス的存在?である「ハイキングコース」。
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そのうち、「村松コース」と呼ばれるルートは「船越ルート」と重複していますが、単独区間の一部が造成工事で通行不能なため、事実上利用できなくなっています。
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「船越ルート」の単独区間、および「村松ルート」との重複区間は、自動車の通行も可能な道となっているので、山道が苦手という方でも歩きやすいルートになっています。

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電波塔が見えてきたら、山頂に到着した合図。

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ロープウェイのりばから海側へ出て、三保半島までの後半区間をお楽しみください。