勝手にSDC~鉄分の多い公園(2016年1月)

勝手に静岡県デスティネーションキャンペーン、略して「勝手にSDC」の話題です。

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静岡県富士市にある新通町公園。一見、見た目は普通の広場なのですが、よく見ると普通ではなく、超特急な公園であることがわかります。

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この公園を有名にしているのが、0系新幹線の先頭車(1968年製の、7次車と呼ばれるグループ)。それもカットモデルではなく、一両まるごと置かれています。
外観は何度も塗り重ねられているため、現役車両にはない厚塗り感がありますが、一応屋根付の場所に置かれているため、状態はそれなりです。

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週末は車内に立ち入ることができます。
入口に書かれているのは、「『こだま』号用編成(編成番号K11)の1号車」として使用された本車両についての簡単な諸元。

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内部は、鉄道模型を走らせるための「レイアウト」が設置されています。現役車両ではありませんが、ある意味、イベント用新幹線車両の先駆けということができるかもしれません。
また、この奥にある運転台も立ち入ることが可能です。

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わすかですが、当時の座席も残っています。背もたれは倒れませんが、向きは変えることができる構造でした。

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現役当時の掲示物。

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公園内には、新幹線車両の車体以外にも、おそらく「旧型国電」で使用されていたであろう台車も展示されています。
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同じく、「旧型国電」で使用されていたと思われる連結器も地面に置かれています。

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転轍機関連の機器も並べて展示されています。

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もう一つ特徴的なのが、常設のミニ鉄道(運転日注意)用線路が敷設されている点。

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ミニ鉄道の乗降場所にも、日本国有鉄道のシンボル入り時計と、灯火が欠落してしまっている腕木式信号機が立っています。

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線路を横切る場所にある踏切。運転日にはきちんと動作するものと思われます。