正しい結末

2016年1月31日に放映された「伝説のプリンセス」第五十話の視聴感想などを記載します。

【念のため、補足】
本所管理者の思うところがあり、本ウェブログや上記リンク先のウェブサイトにおいて、当該番組のタイトルは記しておりませんので、あらかじめご了承ください。
また、ここに記した内容は本ウェブログ管理者が視聴した結果感じたことなので、他の方の所感や、当該作品制作サイドの意図と異なる場合があります。

【第五十話】
今までの「伝説~」シリーズでいうと、まずは相手を「打ち砕く」、言い換えれば「自分たちの主張を押し通す」というのが続いてきました。また、「希望を捨てるな(=絶対にあきらめない)」も共通したメッセージとして作品中に出てきました。

それが、回を重ねるにつれて「悪を倒す」から「自分たちの主張と敵方の主張は表裏一体」「相手の理論を一方的に批判できない」に変化していきましたが、「自分たちの主張を相手に納得させ、相手の心のすき間を埋める」という部分はそのまま引き継いでいました。

そうして、「伝説のプリンセス」。
今回は、今までの逆。「絶望は消えない」という相手の主張を自分たちが受け入れ、相手を否定しないことによって相手の心のすき間を埋める格好になりました。また、絶望というものを擬人化した場合、絶望に直面しても乗り越えられてばかりいると、そのうち絶望は「やっていられない」といって去ってしまおうとするでしょうから、まさに今期のフィナーレは「正しい」ということができると考えます。

もう一つ、「夢へ向かって駆けられるのは、誰かが背中を押して(応援して)くれるから」を貫いていたことも忘れてはならないでしょう。もちろん、背中を押してもらえるということは、自分のやろうとしていることが誰かの心を動かせるものであるという必要があるでしょうが。

今期も無事にフィナーレを迎えられたようなので、ひと安心です。

【コアップガラナ】
次週以降、「伝説のまほうつかい」たちが唱える呪文……ではなく、事実上「道外禁止(=北海道限定)」になっている清涼飲料水のブランド。

そのうち、「コアップ」はCo-upと書き、Co-operationとUpから生まれた造語、つまり「協力して気持ちを高め、上を目指す」ということのようなので、その意気込みが「伝説の~」シリーズの普遍的なテーマに重なって見えた次第です。