サンタクロース

12月になると北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)による「サンタクロース監視網」が敷かれ、隠密行動をとるのが難しくなるのがサンタクロース。しかも、近年は「クリスマス禁止」や「クリスマス廃止」を騒ぐ人々が目立つようになったり、2015年には「ナシマホウ界」(地球)で有名なフィンランドの「サンタクロース事務所」が破産の危機に直面したりするなど、「夢の運送業」をとりまく環境は厳しさを増すばかりです。

それを補完するため?「魔法界」の一日サンタクロースがプロ用の移動手段である「トナカイ+ソリ」を使って「夢」を配送。しかも、魔法界限定でありますが建造物侵入をすることなくその任務を遂行することが可能です。
一方の初心者は「航続距離の短いエスカーゴ(S-Cargoではない)+ソリ」で短距離輸送を担当。仕方ないので、拠点からは輸送能力に劣る「ほうき」で配送することになります(輸送力に欠けるのは、パン屋を拠点に「空飛ぶ運送業」をしている人も同様だと考えます)。

第四十六話での見どころは、「相手を突き放さない」ところ。
「ママ大嫌い」「じゃああげない」
ではなく、
「ママ大嫌い」「(何が悪かったのかを自覚しているから)本当はそうではないでしょ?まずは謝ろう」
という流れで説得する場面。

もう一つは、サンタクロースと魔法つかいの話でまゆかなの距離がさらに近づく点。

例年、12月下旬になると「最後の日常回~重々しい1月への導入」になるところですが、今期はやや違うようです。そうなると、来月に入ってどのように一年のまとめをしていくのでしょうか?単なるたねあかしだけで終わらず、きちんと「心に残るもの」が提示されることを期待したいところです。