E13 NOTEのメーカ純正ナビゲーションシステムは、ディーラーオプションのものと比較して自由度が低いため、スピーカのディレイを設定する機能も含まれていません。

そこで、ライン装着スピーカとメーカ純正ナビゲーションシステムの組み合わせで聞きやすい音響を目指してみた例。

高中低の3バンドしかないイコライザを調節する前はなんとなく下のほうで音が鳴っているように聞こえますが、このくらいの設定にすると音像が目の前くらいまで上がり、ツイータがAピラーに埋め込まれている車両での印象に近づけることができます。この設定では中域を持ち上げているので、結果としてボーカルやナレーションの音声が聞きやすくなったように感じることができると思います。

ここで、低域をこれ以上欲張って出そうとすると、中域以上の細かな音のニュアンスが損なわれてしまうように聞こえます。また、Faderを中央にしておくと、前後の音がぶつかり合って一部の音域を打ち消してしまうような感じに聞こえるので、後席に乗車していないのであればFaderをF側に振りきるのがベターと考えます。

なお、同じE13系でもAURAのBOSEシステム搭載車はスピーカの構成が異なるほか、サウンド設定の内容も上記と異なるので、各自で研究の上で聞きやすい設定を見つけてください。