デワの神様に見守られて…

前回の記事の続き。

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今回は、木造電動貨車である静岡鉄道デワ1形の影で姿を消した電車の話です。

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クモハ18形電車の20号車両。
1930年製の車両を1957年に譲渡してもらったもので、1982年までは車籍が残っていました。
その後は車庫での構内入換作業などに使われてきたこの車両。前述のデワとは逆に、荒れた状態で置かれていたのが現状でした。この画像は、2007年3月の解体直前に開催された撮影会で記録したもの。この角度で見るとまともに見えるのですが…。

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少し横に回ると、その状態から長きに渡って放置されていたことがわかります。

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反対側はこのような状態でした。さすがに、鉄道車両としての体裁を保つには、このときが限界であったことが伝わってきます。

ここで、この撮影会が開催された前日のできごとを併せて掲載します。

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東海道本線の特急東海号の運転最終日(画像は最終日の上り最終列車)。

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同じく、東海旅客鉄道の東海道本線や身延線などで使用されてきた113系電車やクモハ123形電車の運転最終日。

ちょうどこの頃は、いろいろなものが思い出に変わった時期でした。