大阪府池田市にある小さな動物園。
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池田市立五月山動物園
- 1957年に開園
- 1992年にはじめて「ウォンバット」が来園
- 大阪府池田市
- 原則として火曜日以外の午前九時十五分に開園
この動物園は来場者との距離が近くなるような生き物が多数。そのため、「キリン」などの大型動物の姿はありませんが「ヤギ」や「ヒツジ」などの観察をすることができます。
「アルパカ」も近くで観察することができますが、「ペッ!」とされる可能性があるのはここでも同じ。耳を後ろに伏せたときは最大限の注意を払う必要があります。
さて、大阪府池田市は1965年に豪州・Launcestonと姉妹都市提携を結んでいます。
「エミュー」や「ベネットアカクビワラビー」といった生き物の行動を近くで観察することができるようになっています。
そうして、この動物園の「主役」は入口から一番奥の場所で会うことができます。
姉妹都市の協力によりこの地にやってきたのは「ウォンバット(ヒメウォンバット)」。
ウォンバットは双前歯目ウォンバット科に属する生き物。なんとなく形態が似ているものの生態が異なるコアラ(双前歯目コアラ科)とは、「ウォンバット亜目」ということで共通しています。
朝と夕方の食事時間前後はよく動き回るので、いきいきとしたウォンバットの姿を見たい場合はその時間を狙って訪問するといいかもしれません。
2018年5月現在、日本国内でウォンバットを飼育しているのはこの動物園のほか、篠ノ井の動物園(リンク先を新しいウィンドウ、またはタブで開きます)と名古屋市の動物園(2018年5月28日に篠ノ井の動物園へ転出)のみ。合計の頭数も2018年5月現在、7頭に(掲示は2017年12月現在の8頭としているが、2018年3月に篠ノ井の動物園で1頭減になってしまった)。高齢の個体も多いので、今後もウォンバットの行動を日本国内で観察できるかどうかは不透明ですが、少しでも長くこの姿を見ることができることを望みたいところ。
また、現在に至るまでの間に、繁殖可能な個体を日本国内へ導入するための活動が行なわれてきたことも忘れないようにしたいところ。画像の品物は2018年5月時点において、本動物園近くの「五月山都市緑化植物園」で入手することができました。
【おまけ】
池田市の広報掲出物に「ウォンバット」。
池田駅前の商店街にも「ウォンバット」土木作業者。
椅子や郵便ポストにもその姿が見えます。