国道425号を走る(2015年5月)

一部で、国道439号や国道418号と並ぶ三大「酷道」と呼ばれているのが、国道425号。どの程度酷なのかを体感するため、尾鷲から御坊へ向けて走ってみました。
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国道425号は大きく分けて、以下の4つの区間に大別できます。ここでは便宜上、前者から順に第一区、第二区、第三区、第四区と呼びます。

  • 尾鷲の国道42号から分岐し、国道169号と重複するまでの区間
  • 国道169号から分岐し、国道168号と重複するまでの区間
  • 国道168号から分岐し、国道371号と重複するまでの区間
  • 国道371号から分岐し、御坊の国道42号に至る区間

【所感】
■途中で停車し、画像を記録するゆとりがほとんどない道路。
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■参考までに、二年前はこのように通行不能区間が存在したため、尾鷲から奈良県側へ抜けることができなかった。
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■第一区は坂本ダムが見えたり、池原貯水池の脇を走る区間。狭いが、酷ではないと思う。
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■第二区は明神池を超えてひたすら山あいを行く道。風景的にいえば酷かもしれない。また、リタイアしてもR42やR24へ出るまでが精神的に酷かもしれない。
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■第三区はひたすら細く、無数のブラインドコーナーに注意しなければならない区間。道路は直線でないと気がすまない人にとって酷な道。
重要なのは、かなり奥深い場所まで十津川村の村営バスが乗り入れてくるということ。それが走行可能なレベルの道であるとともに、時間によっては離合することも考えなければならない。
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■尾鷲側から入ってくると、現在の第四区を走行するのは、事実上のウイニングラン。快適な片側一車線の道路が印象的。そうでない区間も、そこそこの幅員がある。

ということで、初心運転者や、子供連れでドライブを楽しむサンデードライバーにはおすすめできない道路ですが、幅員が狭いものの路面が荒れていたりする印象はあまりなかったので、個人的には「酷」というのはどうかと思いました。これよりも、国道439号の四万十市と四万十町を結ぶ区間のほうが、精神的に酷な道路という印象があるのですが……。

今回は、全線を走行するのに途中休憩込みで約7時間半かかりました。

御坊まできたら、地元のマスコット?である紀州鉄道を訪問するのもいいでしょう。御坊駅近くに100円/60分のコインパーキングがあるので、そこへ自動車を置いて西御坊まで一往復というのはいかがでしょうか?
kitetsu
御坊駅では、クエ帽がみなさんを迎えてくれるかもしれません。
gobou