2005年9月に路線廃止となった、名古屋鉄道の通称「600V区間」。ここでは、車両のその後を見てみます。
揖斐線で使用されていたモ780形電車。
こちらは、低床車として導入されたモ800形電車。
これらの車両は、豊橋鉄道で再び走り続けることとなりました。
ここまで、2005年8月のイベントで記録。
一方、福井鉄道にもモ800形電車が導入されました。
こちらには、モ770形電車も同時に導入。鉄道線規格の高床式車両と比較して床面が低いため、特に路面区間での乗り降りのしやすさが改善されているように見えます。ここまでの画像は、2005年10月のお披露目回での記録。
さて、この当時残っていた福井鉄道の鉄道線規格車両の一つが、こちらの300形電車。
車内の製造銘板を見ると、「STK(静岡鉄道)長沼工場 昭和42年製」とあることからわかるように、もと静岡鉄道の電車であることがわかります(自社製造というところにも注目)。
この車両は、静岡鉄道だけでなく福井鉄道でも既に引退していますが、静岡鉄道で使用されていた時代の塗装をイメージした車両が、静岡鉄道の静岡清水線で使用されています。
話題を元に戻して、美濃町線の徹明町・野一色間で使用されてきたモ590形電車。
高知の土佐電氣鐵道(→とさでん交通)に渡り、高知駅前から桟橋方面を結ぶ系統で活躍しています。
なお、これらの譲渡車両は、時間の経過とともに仕様変更や塗装変更等により、現状が掲載した画像と異なる場合があります。