変わる工場

2016年7月23日と24日に東海旅客鉄道の浜松工場で開催された「新幹線なるほど発見デー」という工場開放イベント。ここに限らず、他社の同様イベントでも目玉となるのが、車体をクレーンで吊り上げる実演です。
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しかし、今年度中にこの方式が一変する予定だそうです。

【おことわり】
ここは新幹線の検修施設であり、「通路から見えてしまうが、安全上の理由で本当は見せたくない」ものもあると思われるため、本所に掲載した画像、およびプレスリリースで公開された既知の情報以外の記載は最小限としました。

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車体吊り上げ実演会場に掲示されている、検修ラインの流れ図。車体関係だけでも構内を移動させる距離が長いことがわかります。また、同社のプレスリリース資料を見ると、車両から取り外した部品もかなり複雑な流れを経て点検整備されているようです。

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リニューアルの一環で、クレーンによる車体吊り上げ作業はジャッキを用いた方式に変更されるということで、「最後の吊り上げ実演」としているようです。
(画像は山陽電気鉄道の東二見車両基地の例を示します)

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構内を見ると、本画像の奥に近代的な建物が見えています。これが新しい検修設備の建物だと思われます。

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そうなると、公開されている資料では工事完了後空き地になる?この車体工場も新しいラインへ移るのでしょうか?

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ただし、工場建屋入口に貼られている「自律自制」は変わらずに引き継がれていくものと思われます。