赤と青

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青いパッケージのBlueと青いパッケージのRed。見た目はよく似ていますが、両者は正しく使い分ける必要があります。

赤いほうはNAS用として使うことを前提としているため、24時間7日の常時稼働を考慮したつくり。一方の青いほうは普通のデスクトップPC向けに最適化されたHDD。常時電源を入れたまま使うことは想定されていません。では、デスクトップPCを常時電源を入れて使用する場合に赤いほうを選択したらいいのでしょうか?

答えはNO。単に使用頻度や通電時間に対する配慮が違うだけではなく、振動や発熱、万一のエラー発生時の動作にも違いがあるとのことなので、想定される用途に合わせてHDDを選択する必要があります。一部の使用報告や購入者レビューに「赤い方が信頼性高そう」「自分は安いほうで十分」などという書き込みが見られますが、その考え方だけで選定するのは正しくないことになります。
このメーカの場合は色名で目的別シリーズを区別しており分かりやすいのですが、他社のものを選定するときも「デスクトップ用」「NAS向け」「データセンタ用」など用途で選ぶようにしたいもの。単に「HDDにするかSSDにするか」だけでは決まらない部分もあることを知っておくことが大切です。

なお、ここに掲載したHDD(特に青いほう)は定期的なヘッド退避機能による耐久性への懸念があるという意見があるようなので、そのまま使う場合も、非公式ツールで対策する場合も自己責任で、ということになります(それ以降の内容は本所の範囲外となりますので、他のウェブサイト・ウェブログに記載の情報をごらんください)。